JavaScript の配列要素の値をセットする
配列の要素の値をセットしたり、コピーする関数を紹介します。
copyWithin() 要素内の値をコピーする
copyWithin(target, start, end) 関数を使うと、配列の要素の一部をコピーすることができます。
インデックス start から end で指定した範囲を、インデックス target で指定した場所にコピーします。end の要素は含まれません。start と end は省略可能で、省略した場合はインデックス 0 の値をコピーします。
const a = [3, 5, 7, 9, 11, 13, 15];
console.log(a);
a.copyWithin(1, 4, 6);
console.log(a);
上の実行例では、start と end で指定したコピー元の要素は [11,13] となり、 それをコピー先 (target) のインデックス 1 の場所にコピーしています。
fill() 要素を特定の値で埋める
fill(value, start, end) 関数を使うと、配列の要素を指定した値で埋めることができます。
インデックス start から end で指定した範囲を、値 target で埋めます。 インデックス end の要素は含まれません。
start と end は省略可能です。start と end の両方を省略した場合は、全ての要素を value で埋めます。 end のみを省略した場合は、インデックス start 以降全ての要素の値を埋めます。start のみの省略は許可されません。
let a = [];
a.length = 5;
a.fill(0);
console.log(a); // [0, 0, 0, 0, 0]
a.fill(1, 2, 4)
console.log(a); // [0, 0, 1, 1, 0]