繰返し
プログラムを書く動機は、やはり「何かをコンピュータにやらせたいため」 ですよね。
そして、コンピュータにやらせたいもの、といえば、「人がやると面倒くさいもの」です。
コンピュータは疲れたとかいいませんからね。
特に何かを繰返し処理をしたい場合などは、コンピュータは正確に素早く処理してくれるので大変ありがたいものです。
さて、ここでは JavaScript で繰返し処理を行いたい場合にどうしたらよいか説明します。
ポイントは二つ。for と while です。
for、while による繰返し
JavaScript では次の書き方で、繰返し処理、ループを行うことができます。
for( 初期化 ; 繰返し条件; 変数の更新 ) { 繰返す処理 }
具体的には次のようになります。
var i;
for( i=1; i<10; i++ ) {
document.write(i);
}
変数 i を 0 で初期化して、繰り返すたびにインクリメント (i++) する。繰り返す条件は i が 10 より小さい (i<10) というわけです。
while でもループを行うことができます。
for( 繰返し条件 ) { 繰返す処理 }
continue と break
continue を用いると、ループそのものは続行しつつも、ループ内の処理を途中で止めことができます。
for( i=1; i<10; i++ ) {
if( i%2 == 0 ){
continue; // 次の繰返しへ
}
document.write( i + '\t');
}
実行結果は次の通りです。
1 3 5 7 9
2 で割った余りが 0 (つまり偶数) は除外されています。
break を用いると、ループそのものを抜けることができます。
for( i=1; i<10; i++ ) {
if( i == 5 ){
break; // ループを抜ける
}
document.write( i + '\t');
}
実行結果は次の通りです。
1 2 3 4
i が 5 と等しくなった時点で、ループを抜けています。
繰り返し処理では終了条件に注意!
for, while ともにコードを書く上ではループの終了条件が適切に記述されていることに注意しましょう。
ふと訪れたウェブサイトで、いきなり無限ループでビジーになる、というのは最悪なことのひとつですからね。